Cryptobiosis of Annatto60

アナトー・シキソのクリプトビオシス

重力場の中で光が曲がることを説明したアインシュタインの手紙

(マリオ・リヴィオ『偉大なる失敗』p298)

真の利他主義者

真の利他主義者なら贈り物はしない。なぜなら、真の利他主義者は自分が贈り物をする動機は、善行によって虚栄心を満たそうとしているのか、あるいはお返しを期待しているかのどちらかであることに気づくからだ。そして、後者の場合、不親切にも、贈る相手に…

氷河期の木と草

氷河期の真っ最中(二十万年から一万年前)は、地球の陸地の大部分は草原に覆われていた。高山や局地を覆う万年雪の中に水がどんどん閉じ込められて行くにつれ、海水面が下がり、気候は乾燥し、多雨林は小地域に縮まり、サバンナがそれに取って代わった。北…

地球の主は草

我々人間は草原地帯に棲む動物である。・・・今でもどこに住もうがそこを草原地帯にしてしまおうとしているのである。公園、芝生、庭、そして田園などはすべて多かれ少なかれ草のために管理されている。実際、リュー・コワルスキーが初めて示唆したように、…

スミスとT細胞の利他主義と利己主義

・・・スミスの理論は誤解を招きやすい。肉屋の動機は慈悲ではないかもしれないが、だからと言って冷淡で悪意ある行動というわけでもない。自己利益の追求は、利他主義の追求と同様に、人に対して悪意を示すこととは違うのである。▼スミスの見解と人間の免疫…

「人」という呼称

「私たち」は互いに対する責任を負うが、「彼ら」に対する責任はない。「私たち」はもともと「彼ら」とは違うのだし、「彼ら」に全く借りはない。「彼ら」には「私たち」の縄張りに入ってきてもらいたくないし、「彼ら」の縄張りで何が起ころうが知ったこと…

帝国時代の遺産

現代文化の大多数で帝国時代の遺産が見つかる。今日、ほとんどの人が、私たちの先祖が剣を突きつけられて強制された帝国の言語で話し、考え、夢見ている。東アジアの人口の多くが、漢帝国の言語で話し、夢見る。アラスカ州最北端のバロー岬からマゼラン海峡…

ミツバチの巣の内乱

もしも働きバチに「巣箱の雄は誰が産むのがいいか」と尋ねれば、「自分、女王、他の働きバチ」と答えるだろう。これは血のつながりの濃い順だ。女王蜂は、14〜20匹の雄蜂と交尾して制止を混ぜ合わせる。故に、働きバチ同士はほとんどが、実の姉妹というより…

カツオノエボシ

カツオノエボシ(Physalia)は一個体の動物ではない。何千もの小さな個虫が集まって同じ運命を共有する群体なのである。コロニーを作るアリと同じく、各個虫は自分の位置と役割を心得ている。栄養個虫は働き手として食物を集める。触手個虫はいわば兵隊であ…

ユナボマー

アメリカの有名な爆弾テロ犯「ユナボマー」の「ユナ(Una)」は、University and Airlineを縮めたもの。ユナボマーの爆弾テロの標的が大学と航空会社だったため。 (マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』訳注より)

ブルドッグと帝王切開

ブルドッグは頭が大きくなり過ぎて、自然分娩では子供を産むことが出来ず、帝王切開をしなければならない。人間が絶滅すればブルドッグも絶滅する。(リチャード・ドーキンス『進化とは何か』)

太陽とおとめ座

"太陽系を含むわれわれの銀河系は、おとめ座超銀河集団の一部だ。私たちの太陽は、その銀河集団の中の10兆個もの恒星のひとつにすぎない" (クリストフ・コッホ『意識をめぐる冒険』P201)

それだから私は博士を断りました

"区役所へ出す転居届の書き方も分らなければ、地面を売るにはどんな手続をしていいかさえ分らない。綿は綿の木のどんな所をどうして拵えるかも解し得ない。玉子豆腐はどうしてできるかこれまた不明である。食うことは知っているが拵える事は全く知らない。そ…

その実銘々孤立して山の中に立て籠っている

"現今のように各自の職業が細く深くなって知識や興味の面積が日に日に狭められて行くならば、吾人は表面上社会的共同生活を営んでいるとは申しながら、その実銘々孤立して山の中に立て籠っていると一般で、隣り合せに居を卜していながら心は天涯にかけ離れて…

鶏とナマズの味蕾

鶏の味蕾はたったの24個。逆に、ナマズは、種として体表に17万5000個の味蕾があって、口を開くことなく味見ができる。人間の味蕾は口の中(舌の上だけではない)に2000個から5000個。(ジョン・レイティ『脳のはたらきのすべてがわかる本』)

海嘯と震災は

"不測の変外界に起り、思ひがけぬ心は心の底より出で来る、容赦なく且(かつ)乱暴に出で来る、海嘯(つなみ)と震災は、啻(ただ)に三陸と濃尾に起るのみにあらず、亦(また)自家三寸の丹田(たんでん)中にあり、険呑(けんのん)なる哉(かな)" (夏目…

ニーチェの晩年

ニーチェは神経性梅毒のせいで口がきけなくなり、認知症になり、部分的に体が麻痺したあともずっと、ピアノで即興演奏を続けた。(オリバー・サックス『ミュージコフィリア』)

「グランマ・モーゼス」現象

【「グランマ・モーゼス」現象】明らかな病理がないのに、新たな芸術的才能や知力が思いがけず唐突に出現する現象。(オリバー・サックス『ミュージコフィリア』)

文学に登場した最初の閉じこめ症候群患者

アレクサンドル・デュマの『モンテ・クリスト伯』の登場人物ノワルティエ・ド・ヴィルフォールは、文学に登場した最初のロックトイン・インドローム(閉じこめ症候群)患者ではあるまいか? (ジャン=ドミニック・ボービー著『潜水服は蝶の夢を見る』)

ハリネズミと狐

「キツネはたくさんのことを知っているが、ハリネズミはでかいことをひとつだけ知っている」(アイキュロス/ギリシャ詩人) (吉川浩満『理不尽な進化』)

エボデボ

【エボデボ】進化発生学の通称。 (ピーター・ウォード/ジョセフ・カーシュヴィンク『生物はなぜ誕生したのか』)

ジオプター

【ジオプター】近視や遠視の度数を表す単位。近視はマイナス、正視はゼロ、遠視はプラス。例えば、20ジオプターはものすごい遠視。(オリバー・サックス「ミュージコフィリア」)

太陽と光と10万年

太陽の中心核で生じた光子(光)が中心核を抜け出すには10万年かかる。 (日経サイエンス2016年4月号P68)

ゴリラとタケノコ

ゴリラの大好物はタケノコ。 (山極寿一『「サル化」する人間社会』)

猫間障子

【猫間障子】障子の一部を上下または左右に開閉できるようにした特殊な障子(NHK取材班『無縁社会』)

一課担

【一課担】殺人、強盗、誘拐といった凶悪犯罪を捜査する警視庁刑事部捜査第一課を担当する事件記者をさすマスコミ用語。(NHK取材班『無縁社会』)

官報掲載料

官報に載る行旅死亡人の記事が短いのは掲載に料金がかかるから。一行(22文字まで)あたり918円。(NHK取材班『無縁社会』)

蟹のカノン

*ホフスタッターの本に出て来る「蟹のカノン」

水木しげる世界妖怪協会全仕事

水木しげる自身が発案し刊行された、世界妖怪協会会報「怪」。1997年の創刊から亡くなるまで(46号)までの、水木に関する部分のみをまとめた「別冊怪 追悼水木しげる世界妖怪協会全仕事」がKADOKAWAより出版されました! pic.twitter.com/7lBFBpUu1…

アンノ対ホノオ

何十年経っても同じこと繰り返してるところが好い。 https://t.co/RVZBRr5lpM #Yahooニュース— アナトー・シキソ (@Annatto60) 2016年8月15日 *見てないけど。