Cryptobiosis of Annatto60

アナトー・シキソのクリプトビオシス

ゴリラの檻の隣に「展示」された人間

1906年、ニューヨークのブロンクス動物園でゴリラの檻の隣にアフリカのピグミーの男性、オタ・ベンガが「展示」されて大人気となった。彼はやがて自由の身になったが、二年後に自殺した。アメリカの暮らしになじめなかったのか、一文なしで故郷コンゴに帰ることもかなわず、絶望したのか。いまにして思うと、このできごとは由々しき人権侵害であり、オタ・ベンガは露骨な人種差別と残酷な仕打ちの犠牲になったと言える。
(ロビン・ダンバー『友達の数は何人?』)